在宅医療・介護推進委員会

デイサービスで行われる介護の仕事内容

進む在宅医療・介護

在宅医療や介護は現在地域包括ケアによって進んでいます。地域包括ケアは国がベースとなるのではなく、高齢者が住み慣れた場所で安心して暮らしていけるように自治体がベースとなって医療・介護サービスを充実化していくものです。2025年までの確立を目標に進む在宅医療や介護について紹介していきます。

自立をサポートするデイサービス

仕事の概要

デイサービスは自立をサポートするための施設となっており、デイサービスでの仕事は介護サービスの中でも日帰りで行われ、送迎と昼食と入浴の3つがセットになっています。仕事は日帰りで行われ、夜間の利用者がいないため日勤のみで仕事が構成されています。デイサービスの仕事内容を「利用者の送迎」「朝の会」「入浴」「レクリエーション」の4つからどのようなものか紹介します。

仕事の概要

利用者の送迎

まず送迎の役割の一つに、利用者を自宅で乗せる際に利用者の状態などをよく観察し、家族にも変わったことはないかなどの情報を把握することが大切なものとしてあります。デイサービスの施設に到着する前に状態を把握しておくことで、予期できる事態などを想定することができます。
実際の送迎に関しては利用者の自宅の位置や利用人数を踏まえて、迎えに行く車両の選択や、人数、ルートを計算します。同じ方向でも利用者の自宅までにかかる時間によっては車を別にして迎えに行くといった選択肢や、利用人数が多い利用日などは迎えに行く回数を分けて送迎することもあります。

利用者の送迎

バイタルチェックと朝の会

施設に到着してからはバイタルチェックがあります。迎えに行った時の様子が前日と変わらなかったとしても、送迎中に具合が悪くなっていることや見た目ではわからない変化が起きていることもあります。そのため施設に来所されてからはまずバイタルチェックを行っていくことになります。そしてバイタルチェックで問題があれば病院へ連れていくなどの適切な応対が求められます。バイタルチェックで問題がなければ朝の会を行っていきます。
朝の会の目的は、まずデイサービスを利用している認識を持ってもらう点と、今日の日付で過去に起こった事件や出来事などを紹介して認知症予防を行う点が主となっています。朝の会が終わると、次は入浴に移ります。

バイタルチェックと朝の会

入浴

デイサービスでは時間に限りがあるため可能な限り早い時間に入浴をするので基本的に午前中が入浴の時間となります。利用者の体調変化と、入浴中の事故に十分に気をつけながら介助を行っていきます。

入浴

レクリエーション

デイサービスの特徴でもあるのがレクリエーションです。デイサービスの利用者の特徴として、他の施設と比べると日常生活をするための基本的な動作ができる元気な人が多い点があります。そのため比較的難易度が高く活動量も多いレクリエーションが行われ、その活動を楽しみにされる利用者も多くいます。こういったレクリエーションは楽しんでもらう目的も重要ですが、老化と認知症を予防して健康寿命を伸ばしていく目的があります。

レクリエーション

在宅医療・介護について在宅医療や介護は社会的に現在ももちろんですが、今後はさらに重要な意味を持つ業界です。超高齢化社会へと突入する日本を考えて在宅医療や介護に対する知識を広げましょう。<MAIL>

在宅医療・介護について

おすすめの記事

3つのサービスを提供する小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護には、通い・訪問・宿泊があり、利用者の在宅生活を支援します。訪問は介護職員初任者研修、宿泊は介護福祉士の資格が必要です。勤務は日勤・夜勤のシフト制が多いですが、日勤のみや夜勤専従が可能な施設もあります。もっと読む

利用者に入浴サービスを提供する訪問入浴

訪問入浴は、在宅介護サービスの一つ。自宅で暮らす利用者の入浴をサポートする仕事で、3人1チームで利用者のもとを巡回します。無資格の場合は訪問入浴車を運転できるよう、自動車運転免許を持っておくと安心です。もっと読む

転職を失敗しないためには

介護職が転職活動をする際、ミスマッチを避けるためにも、気になる施設の給与や待遇などの詳細をしっかりと確認しておくことが大切です。また、介護求人サイトのサービスは、ポイントを押さえて賢く活用しましょう。もっと読む