自立をサポートするデイサービス
仕事の概要
デイサービスは自立をサポートするための施設となっており、デイサービスでの仕事は介護サービスの中でも日帰りで行われ、送迎と昼食と入浴の3つがセットになっています。仕事は日帰りで行われ、夜間の利用者がいないため日勤のみで仕事が構成されています。デイサービスの仕事内容を「利用者の送迎」「朝の会」「入浴」「レクリエーション」の4つからどのようなものか紹介します。
利用者の送迎
まず送迎の役割の一つに、利用者を自宅で乗せる際に利用者の状態などをよく観察し、家族にも変わったことはないかなどの情報を把握することが大切なものとしてあります。デイサービスの施設に到着する前に状態を把握しておくことで、予期できる事態などを想定することができます。
実際の送迎に関しては利用者の自宅の位置や利用人数を踏まえて、迎えに行く車両の選択や、人数、ルートを計算します。同じ方向でも利用者の自宅までにかかる時間によっては車を別にして迎えに行くといった選択肢や、利用人数が多い利用日などは迎えに行く回数を分けて送迎することもあります。
バイタルチェックと朝の会
施設に到着してからはバイタルチェックがあります。迎えに行った時の様子が前日と変わらなかったとしても、送迎中に具合が悪くなっていることや見た目ではわからない変化が起きていることもあります。そのため施設に来所されてからはまずバイタルチェックを行っていくことになります。そしてバイタルチェックで問題があれば病院へ連れていくなどの適切な応対が求められます。バイタルチェックで問題がなければ朝の会を行っていきます。
朝の会の目的は、まずデイサービスを利用している認識を持ってもらう点と、今日の日付で過去に起こった事件や出来事などを紹介して認知症予防を行う点が主となっています。朝の会が終わると、次は入浴に移ります。
入浴
デイサービスでは時間に限りがあるため可能な限り早い時間に入浴をするので基本的に午前中が入浴の時間となります。利用者の体調変化と、入浴中の事故に十分に気をつけながら介助を行っていきます。
レクリエーション
デイサービスの特徴でもあるのがレクリエーションです。デイサービスの利用者の特徴として、他の施設と比べると日常生活をするための基本的な動作ができる元気な人が多い点があります。そのため比較的難易度が高く活動量も多いレクリエーションが行われ、その活動を楽しみにされる利用者も多くいます。こういったレクリエーションは楽しんでもらう目的も重要ですが、老化と認知症を予防して健康寿命を伸ばしていく目的があります。