在宅医療・介護推進委員会

介護職が転職のための面接を成功させるには

進む在宅医療・介護

在宅医療や介護は現在地域包括ケアによって進んでいます。地域包括ケアは国がベースとなるのではなく、高齢者が住み慣れた場所で安心して暮らしていけるように自治体がベースとなって医療・介護サービスを充実化していくものです。2025年までの確立を目標に進む在宅医療や介護について紹介していきます。

転職時の面接で押さえるべきポイントと対策

聞かれやすい質問と回答例

介護の現場で経験を積んだ方が転職を考える際、面接での対策は重要なポイントとなります。というのも、経験者だからこそ、より具体的な質問を受けることが多いからです。 まず押さえておきたいのが、よく聞かれる質問への対応です。転職理由を聞かれた際は、前職への不満を述べるのではなく、「さらなるスキルアップを目指したい」「より専門的な介護に携わりたい」など、前向きな理由を伝えましょう。
印象に残っている介護体験については、具体的なエピソードを用意しておくことが大切です。たとえば、「認知症の利用者様との信頼関係を築けた経験」や「チームで協力して課題を解決できた場面」など、介護に対する姿勢が伝わるエピソードを選びましょう。
困難な状況での対処法も、よく聞かれる質問の一つです。実際に経験した困難な場面とその解決方法を、具体的に説明できるよう準備しておきましょう。特に、一人で抱え込まずにチームで解決したケースは、協調性をアピールできる良い例となります。

聞かれやすい質問と回答例

経験者だからこそ気をつけたい面接マナー

経験者の面接では、前職での経験をどのように話すかがとても大切です。前職の方針や体制について否定的な発言は避け、学んだことや得られた経験を中心に話すようにしましょう。 自身のスキルを伝える際は、具体的なエピソードを交えながら説明することがポイントです。「介護技術が身についています」という抽象的な表現では、相手にまったく響きません。「おむつ交換の際の工夫」や「移乗介助での安全確保の方法」など、実践的なスキルを具体的に伝えましょう。
志望動機は、単に「より良い条件を求めて」という理由ではなく、その施設の特徴や方針を踏まえたうえで、自身の経験をどのように活かせるかを説明できるといいですね。

経験者だからこそ気をつけたい面接マナー

面接での具体的なアピールポイント

実践で身につけたスキルは、経験者ならではの強みとなります。基本的な介護技術はもちろん、利用者様やご家族とのコミュニケーション能力、記録の取り方、緊急時の対応など、具体的な場面での対応力をアピールしましょう。
対応が難しかったケースについては、問題の把握から解決までのプロセスを説明できるようにしておきます。特に、チームでの情報共有や他職種との連携など、組織的な対応力も重要なアピールポイントとなります。

面接での具体的なアピールポイント

面接での質問テクニック

面接は、応募先の職場について知る大切な機会でもあります。職場の体制については、夜勤の体制や職員配置など、具体的な質問をすることで、実務のイメージを掴むことができます。 教育制度やキャリアアップの機会についても、積極的に質問しましょう。「実務者研修の支援制度はありますか」「介護福祉士の資格取得をサポートする制度はありますか」など、具体的に聞くことで、職場の育成方針も理解できます。
これらのポイントを押さえたうえで面接に臨むことで、経験者としての強みを活かしながら、新しい職場でのさらなる成長への意欲を伝えることができます。面接では緊張するものですが、これまでの経験に自信を持って、臨んでください。

面接での質問テクニック

在宅医療・介護について在宅医療や介護は社会的に現在ももちろんですが、今後はさらに重要な意味を持つ業界です。超高齢化社会へと突入する日本を考えて在宅医療や介護に対する知識を広げましょう。<MAIL>

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