在宅医療・介護推進委員会

柔軟なサービスを提供する小規模多機能型居宅介護の仕事内容

進む在宅医療・介護

在宅医療や介護は現在地域包括ケアによって進んでいます。地域包括ケアは国がベースとなるのではなく、高齢者が住み慣れた場所で安心して暮らしていけるように自治体がベースとなって医療・介護サービスを充実化していくものです。2025年までの確立を目標に進む在宅医療や介護について紹介していきます。

3つのサービスを提供する小規模多機能型居宅介護

3つのサービス

在宅医療・介護に関わる仕事の一つに、小規模多機能型居宅介護があります。これは、通い、訪問、宿泊の3つのサービスを提供している施設です。
小規模多機能型居宅介護は、通所(通い)をメインに、訪問、宿泊を柔軟に組み合わせて提供します。2006年4月の介護保険制度改正により誕生したサービスです。一つの事業所と契約するだけで、3つのサービスが利用できるため、利用者は住み慣れた自宅での生活を継続しやすくなります。3つのサービスの仕事内容は、まず通いでは、施設に通って食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを提供することです。日中の見守りや生活のサポートを行い、利用者の自立を支援します。訪問の仕事内容は、自宅に訪問して、食事や入浴、排泄の介助などを行うことです。家事の援助も行い、利用者の在宅生活を支えます。宿泊では、施設に宿泊して、食事や入浴、排泄などのサービスを提供します。夜間の見守りも行うため、家族の負担軽減にも貢献できます。このように、小規模多機能型居宅介護は、利用者の状況に合わせて柔軟に対応できる在宅医療・介護サービスです。

3つのサービス

必要な資格

小規模多機能型居宅介護では、通い、訪問、泊まりの3つのサービスを提供しており、サービスによって必要な資格が異なります。デイサービスに該当する通いのサービスは、無資格の方でも勤務可能なケースが多いです。食事や入浴の介助、レクリエーションの提供などを通して、利用者の日中の生活を支援します。一方、訪問のサービスでは、介護職員初任者研修などの介護の資格などが必須となります。利用者の自宅を訪問し、食事や入浴、排泄の介助など、日常生活の様々な場面をサポートします。泊まりのサービスでは、夜勤帯の職員が少ない時間帯の仕事となるため、介護福祉士などの資格があると安心です。利用者が安心して宿泊できるよう、夜間の見守りや介助を行います。このように、小規模多機能型居宅介護は異なるサービス内容に合わせて、介護職に求められる資格も異なるのです。

必要な資格

勤務形態

小規模多機能型居宅介護での勤務形態は、基本的に日勤と夜勤をシフト制で回すことが多いです。宿泊サービスの利用者がいない場合は、日勤帯のみの勤務となる場合もあります。柔軟なサービスを提供している施設である以上、介護職にも柔軟に勤務できることが求められるケースもあるようです。ただし、小規模多機能型居宅介護では、施設によっては日勤のみ、夜勤専従といった働き方が可能な場合もあります。
常勤か非常勤かも施設の募集状況によって異なるため、事前の確認が必須です。

勤務形態

在宅医療・介護について在宅医療や介護は社会的に現在ももちろんですが、今後はさらに重要な意味を持つ業界です。超高齢化社会へと突入する日本を考えて在宅医療や介護に対する知識を広げましょう。<MAIL>

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